療育が必要なお子さんのために

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2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

見ること、聞くこと、さわること ~感覚の連合

物が「見えている」ことについてお話したいと思います。 赤ちゃんの目の前で物(例えば鈴など)を動かすと、目で追います。 この時使っているのは「視覚」です。 でもこの時は、「視覚」は使っているのだけれど、「そのもの」を見ているというよりも反射的に…

こどもとの接し方に迷うとき PCITの4つのペアレンティングスタイル

お子さんとの接し方がよくわからないとご相談くださる方がいらっしゃいます。 そんな時、私がご紹介するのが、 「PCITから学ぶ子育て」という本です。 PCITとは、遊戯療法(プレイセラピー)と行動療法に基づいた心理療法ですが、その内容は子育て全般にとて…

ゆっくりはっきり話すこと

自閉症当事者で動物学博士の テンプル.グランディンは著書「自閉症の脳を読み解く」 の中で書いています。 「私はこどものころ無声子音をうまく聞きわけられなかった。「cat」も「hat」も「pat」も同じ単語に聞こえた。こうした子音は音が短く、速く発音され…

口のまわりの模倣をうながす

動作の真似をすることができるようになってきたら、口の模倣をうながします。そしてそのことが音声の模倣の基礎になっていきます。 まず、口のまわりに注意をひきつけることが必要です。 おとなの口の形を見てこどももその口の形を真似するようにうながして…

真似すること(模倣)

こどもはすぐに大人のすること、言うことをまねします。 この「真似をする」ということにはとても大切な意味があります。 赤ちゃんは、はじめは自分の手や足などの体の部分をみても、それが自分のもので自分で動かしているということさえ、知りません。 動か…

ことばがなかなかでないとき

お子さんのことばがなかなかでない場合、少し心配になりますね。 おおむね初語といわれるはじめてのことばは1歳前後、 2歳くらいになるとだんだんことばの数が増えていきます。 でもことばの発達は本当に個人差が大きいのです。 ただ単に個性として遅い場…

発達障害かもしれないと思ったら....「特性」が「障害」にならないようにしたい

子育て中の皆さん、毎日おつかれさまです。 特に小さいお子さんをみているお父さん、お母さん。 朝から晩まで忙しくて大変ですよね。 もしお子さんに、ことばが遅い、目が合わない、こだわりが強い、抱きしめられるのを嫌がる、育てにくい…などの心配がある…