自信を持つ
少し消極的なところがあるお子さんの話です。
お友達と自分を比べてできないことがあることに気づき、できないことはなるべくやらないようにしているようです。
そのお子さんは視覚課題がはじめは苦手だったのですが、そのうちみるみる力をつけてどんどん課題が進んできていました。
そして、とうとう最後の課題の日です。
「今日は最後の課題だね。
この課題はとてもむずかしいんだよ。
先生はこの課題、ちょっと苦手なんだ。
だから先生にはできないかもしれない。」
私は、この視覚課題が本当に苦手です。
するとそのお子さんは
「とにかくやってみればいいんだよ。」
と、どんどん始めました。
そして、
「これかなー。ちがうなー。」
しばらく試行錯誤していましたが、最後はとうとう自分の力で達成しました!
「すごい!〇〇くん、あきらめないでひとりでがんばったね!」
すると、その子は
「先生も、とにかくやってみればいいんだよ。」
と言いました。
私はお子さんによっては、自分が苦手なことがあることを正直に伝えてしまいます。
大人だって、苦手なこともあれば得意なこともあるとわかってもらうためです。
自分の得意なことが人は苦手な場合もあるし、その逆だってあります。
完璧な人なんていないのだから。
苦手なことがあっても、いいんだよ。
とにかくやってみればいいんだよ。
もしかしたらできるかもしれないから。
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