療育が必要なお子さんのために

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どのようにことばは獲得されていくのか

そもそも、こどもはどうやってことばを獲得していくのでしょうか。

会話やテレビの音は、必ずしも正しい文法ではなされているわけでもないし、

経験しうる環境は限られているにもかかわらず、その経験以上のことば、文法を獲得していきます。

不思議ですよね。このことは未だ正確なことはわかっていないのです。

 

ではまず一般的にはどのような過程をたどっていくかをみてみましょう。

 

①クーイング期

赤ちゃんははじめは整った声をだせません。

泣き声をあげるだけです。(啼泣)

そのうち、機嫌のよいときに泣き声とは異なる

「んー」「あー」「うー」などのやわらかい音をだすようになります。

この音は息を吐く時にでるともいわれています。

これをクーイングといい、この時期をクーイング期といいます。

 

喃語

その後クーイングがなくなり、今度は2つ以上の音で

「ダアアー」「アムムム」のように声をだします。

この時は唇や舌をつかって音をだしています。

 

③1語期

「ブーブー」などのような1語の語彙表出ができるようになります。

このころから、母親や父親など他者とのコミュニケーションがとれるようになってきます。

 

④2語期

「パン、ちょうだい」「くつ はいてる」

のような2語文を話すようになり、この時期を2語期といいます。

この時期はまだ「が」や「は」などの助詞は省略されています。

 

その後、助詞がつかえるようになり、3語以上のことばをつなげたり、

疑問文や否定文なども覚えていって、だんだん会話が成立するようになっていきます。

 

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