口のまわりの模倣をうながす
動作の真似をすることができるようになってきたら、口の模倣をうながします。そしてそのことが音声の模倣の基礎になっていきます。
まず、口のまわりに注意をひきつけることが必要です。
おとなの口の形を見てこどももその口の形を真似するようにうながしていくのですが、はじめはそもそも口をみてくれない場合が多いです。
そんな時はさりげなくこどもの手をとり、大人の口に持っていくというやり方、
こどもの好きなもの(おもちゃやお菓子などその時興味がありよくみているもの)を大人の口のそばまで持っていき視線を誘導するやり方があります。
そして、こどもが真似したらすかさず、くすぐったり抱っこしたりお菓子をあげたり、こどもが喜ぶご褒美をあげます。
この時、大切なのはこども自身が真似することを「たのしいなー」と感じているかどうか。
無理に強制するようなやりかたをしてしまうと、声をだすこと自体をいやがるようになってしまいます。
コツは、大人がこどもとのそのかかわりを楽しむこと!
最初はうまくいかなくてもいいのです。
一緒に楽しんでいるいう気持ちはきっとお子さんに伝わります。
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真似すること(模倣)
こどもはすぐに大人のすること、言うことをまねします。
この「真似をする」ということにはとても大切な意味があります。
赤ちゃんは、はじめは自分の手や足などの体の部分をみても、それが自分のもので自分で動かしているということさえ、知りません。
動かしてみたり、触ってみたり、なめてみたりして、その感覚を味わうことによって「ああこれが自分なんだ」と気づいていきます。
そして「自分」に気づくと、「他者」にも気づいていきます。
自然に、その「他者」である、大人の真似をすること(模倣)でからだの使い方やことばを学んでいくのです。
でも、発達につまづきのある子の中には、この「真似をする」ことがとても苦手なお子さんがいます。
このことが、ことばの発達を遅らせている原因のひとつなのです。
お子さんが「真似をする」かどうかは「動作模倣」をしてみるとわかります。
「まねしてー」と声をかけながら
「ばんざい」の動作や「手をあたまにおく」動作など。
単純なわかりやすい動作をしてみると確認できます。
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ことばがなかなかでないとき
お子さんのことばがなかなかでない場合、少し心配になりますね。
おおむね初語といわれるはじめてのことばは1歳前後、
2歳くらいになるとだんだんことばの数が増えていきます。
でもことばの発達は本当に個人差が大きいのです。
ただ単に個性として遅い場合もあります。
しかし発達になんらかのつまずきがある場合は、ことばの獲得がおくれてしまうことがあります。
発達全体に遅れがある場合もあります。
発達がアンバランスなためにことばが遅れていることもあるのです。
耳の聞こえ、その他の身体的な発達はどうか
喃語はでているか
声の出し方はどんな様子か
おとながいっていることを理解しているか
おとなに視線をあわせようとするか
ものを指さす動作があるか
普段どんなあそびかたをしているか…などなど。
いろいろな方面からよく観察してみることが大切です。
そしていまお子さんがどんなところでつまずきがあるのかを推測していきながら
発達の手助けをしていくことが重要になってきます。
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発達障害かもしれないと思ったら....「特性」が「障害」にならないようにしたい
子育て中の皆さん、毎日おつかれさまです。
特に小さいお子さんをみているお父さん、お母さん。
朝から晩まで忙しくて大変ですよね。
もしお子さんに、ことばが遅い、目が合わない、こだわりが強い、抱きしめられるのを嫌がる、育てにくい…などの心配があるとき。
最近は、「発達障害」という言葉が一般的につかわれるようになりました。
でも「発達障害」がどんなものなのかは、あまりピンとこない方が多いのではないでしょうか。
発達障害のお子さんたちには様々な「特性」があります。
見る、聞く、触れる、記憶の仕方、集中の度合、その他いろいろな点で、「特性(その子らしさ)」があります。
そのことに気づかずに成長がすすむと、その「特性」ゆえにできないことや、苦手なことが積み重なり、「困りごと」が増えてしまう状態になることがあります。
だから、その「特性」に小さいころから気づいて、その時々にあった必要な支援をしていくことが大切なのです。
そうすることでその「特性」と上手につきあっていきながら、その子らしく成長していくことができるからです。
「自分を知ること」はその子の将来にとっても、とても重要な助けになります。
このブログはそんなご家族の少しでもお役にたてればという気持ちではじめました。特に幼児さんに向けた知識情報を発信していきます。
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